究極の水中写真ギア・イノンのすべてを語る
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「リレー系極小セミ魚眼レンズ」開発中 vol.05

伊豆編 
~小さな生き物たちの、身を守る工夫~


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 イノンの「リレー系極小セミ魚眼レンズ」を持って、伊豆半島・安良里へテスト撮影に行きました。安良里ダイビングセンターの中野さんが、次々と人気の生物を紹介してくれました。
 普段、何気なく撮影していた、人気のネジリンボウやカミソリウオですが、リレー系だからこそ、一生懸命生きている彼らの本当の姿が見えてきます。


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藻に覆われたロープの側に、ゆらゆらと動く海草のようなものが見えたので近づいてみると、カミソリウオでした。全身茶色で、藻のような皮弁に覆われて、上手に擬態しています。毎日、多くのダイバーに写真を撮られているのでしょうが、それでも逃げないカミソリウは、変装がバレていないと思っているのでしょう。  


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テッポウエビがつくった巣穴に、同居させてもらっているネジリンボウ。あたりを見回し、危険が近づくと、巣穴の工事をしているテッポウエビに知らせているそうです。大きなハサミで砂をかき出しているテッポウエビの触覚の先が、ネジリンボウの体にぴったりとくっついているのがわかります。  


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安良里ダイビングセンターの中野さんに、画面に入ってもらいました。デジカメを持ってジワリジワリと近寄ってくるダイバーのこと、ネジリンボウはどう見ているのでしょうかね。  


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安良里のネジリンボウは、かなり近寄れると聞きましたが、普通のマクロレンズや魚眼レンズで数cmまで迫ると、さすがに巣穴に逃げ込んでしまうでしょう。イノンの「リレー系極小セミ魚眼レンズ」は、レンズ先端の最大径が29mmと超小型で、長さは約30cm。細長いリレー系だからこそ、小さな生き物たちに近寄れるのです。 レンズ前0cmからピントが合う特性をいかした写真を撮ろうと更に近付くと、テッポウエビがレンズをハサミで押し返そうとしてきます。巣穴の近くに、木の棒が落ちてきたとでも思ったのでしょうか。 


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レンズ前数cmで、なおもしつこく撮影していると、さすがの安良里のネジリンボウも巣穴に引っ込んでしまいました。 

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でも、すぐに顔を出してきたネジリンボウ。なんだか怒っているみたいです。


 イノンの「リレー系極小セミ魚眼レンズ」でネジリンボウとテッポウエビを撮影しみて、2匹の共同生活の関係や、生活感が間近に感じられました。ネジリンボウが見張りをしている時の様子や、テッポウエビが一生懸命砂をかき出している姿、レンズを押しやろうとテッポウエビが向かってくる迫力など、ファインダーを覗いているだけで楽しくなってきました。本当に魚の目になった感覚です。ただ小さいだけの魚眼レンズでは、生き物たちにストレスを与えずに近づくことはできないでしょう。リレー系のレンズだからこそ味わえる感動です。


 
撮影地=伊豆半島・安良里
撮影=服部亮

 

テーマ:水中写真 - ジャンル:写真

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